福岡の街で学び、繋がる2日 チームビルディング研修レポート
「デジタル技術を活用して誰しもが安全で快適に暮らせるような情報社会を創りたい」という想いのもと、2019年4月に設立された株式会社SAFELY。
事業拡大を続ける今、私たちに必要なのはチームで成果を出す力です。
そんな思いを背景に、2025年6月の社員研修では福岡の街を舞台にした謎解き謎解き型チームビルディングに挑戦しました。
汗と笑い声に包まれた非日常のフィールドで、考えて協力しながら走る。
そこで見えたのは、普段のオフィスでは気づけない一面と、新しい信頼関係でした。
本記事では、この研修を通じて見えたSAFELYらしいチームの姿と、そこから得られた学びをレポートします。
※本記事の内容は2025年9月公開時点のものです。
テーマはチームの関係性づくり 研修開催の背景とは?
SAFELYでは、組織全体のつながりを強化し、チームの相互理解を深めることを目的に、毎年社員研修を実施しています。2025年の研修地は福岡。今回のテーマは「チームで考え、協力し、楽しむ」。街全体を舞台にした謎解き型チームビルディングに挑戦しました。


と、その前に腹ごしらえ。福岡名物・イカの活き作りが運ばれてくると、テーブルのあちこちから歓声があがります。
「これ…まだ動いてない?」と驚きながらスマホを構える人、「うまっ!」と頷き合いながら箸を止めない人。
笑い声とシャッター音が交じり合い、自然と距離が縮まっていきます。中には早くもお酒を酌み交わすチームもあり、会場は一気にリラックスムード。
住んでいる地域ごとに異なる食文化を知り、採れたての名産を味わえる。
これも研修ならではの醍醐味です。
しかし、その和やかな空気を切り裂くように現れたのはクエストハンター!
突如告げられるチーム発表とゲーム説明に、会場は一瞬でざわつきます。すぐにLINEに届く指令を確認し、作戦会議を始めるチームもあれば、「考えるより走ろう!」と勢いよく飛び出すチームも。
こうして、福岡の街を舞台にしたヒラメキクエストがついに幕を開けました。
なお今回体験型イベントを提供いただいたのは株式会社IKUSAが企画・運営する「ヒラメキクエスト」。業務を離れ、非日常空間でチームの力を発揮することで、普段の職場では見えない一面や新たな信頼関係が生まれる貴重な機会となりました。
チームの垣根を越えた“挑戦”が学びを生む
今回の研修には、アルバイトを含めた23名が参加。舞台は福岡の街、そして挑戦するのはLINEアプリを使った「謎解きフォトラリー」。
ルールはシンプル。福岡市内に設置されたチェックポイントで謎を解き、写真を投稿してポイントを稼ぐ。さらに、各所で隠されたボーナスミッションをこなせば加点チャンスも!
「移動は徒歩のみ、タクシー?もちろん禁止!」そう告げられた瞬間、会場にざわめきと笑いが広がりました。
午後2時、昼食会場を合図にゲームスタート。各チームはスマホを片手に作戦会議「まずはあっちのエリアを押さえよう」「いや、こっちから回ったほうが効率いい!」と声が飛び交ったり。
スタートの合図とともに、勢いよく飛び出すチームもあり。
炎天下の中、額に汗をにじませながらも笑顔は絶えない。チームがすれ違う瞬間には、互いの進捗を気にするような視線や言葉が飛び交い、熱のこもった競い合いが繰り広げられていました。
普段は静かなあの人が、いつの間にかチームを引っ張る姿も。
ゴールは16時40分、宿泊先のホテル。限られた時間の中で、効率的なルート設計、体力の温存、役割分担すべてが勝敗を分ける。
体力、知力、そしてチームワーク。真夏の福岡で、そのすべてを懸けた挑戦が繰り広げられました。
夜:懇親会&表彰式
炎天下のクエストを終え、ホテルに戻る頃には全員が汗だく。それでも「めちゃくちゃ楽しかった!」という声があふれ、どの顔にも充実感がにじんでいました。
夜は博多料理を囲んで乾杯!昼の真剣勝負の空気から一転、会場は笑い声でいっぱいに。表彰式では優勝チームが大きな拍手に包まれ、賞品を手に笑顔がこぼれる。
するとすかさず「あの最後の謎、何だったの?」と他チームから質問が飛び交うなど勝敗を越えて、互いを称え合いながら盛り上がる空気が広がりました。
さらに、懇親会後には屋台街をのぞきに行くメンバーも。川沿いに立ち並ぶ屋台の灯り、漂うラーメンの香り、夜風に吹かれて一杯を楽しむ姿。福岡ならではの夜景と食の体験も加わり、研修の思い出はより一層色濃いものとなりました。


2日目:学びを業務につなげる時間


2日目は太宰府天満宮での参拝からスタート。
124年ぶりに再建された本殿には、多くの観光客や修学旅行生、インバウンドの旅行者も訪れており、境内は朝から活気にあふれていました。荘厳な雰囲気の中で手を合わせるメンバーの姿は、昨日の笑顔とはまた違い、静かに自分と向き合う時間でした。普段の業務を離れて歴史ある空間に身を置くことで、自然と気持ちもリフレッシュされていきました。


午後は糸島エリアへ移動し、いよいよ遊覧船に乗車!
「よくある観光船なのかな」と思っていたら大間違い。行き着いた先は、日本最大級の玄武岩洞「芥屋の大門(通称・青の洞窟)」でした。高さ64m、奥行き90mというスケールは圧巻で、国の天然記念物にも指定されています。
地元では「神窟」と呼ばれ、竜宮城や神隠しの入口のように語り継がれてきた神秘的な場所。船内に差し込む光と、岩壁に広がる六角形や八角形の模様に包まれると、まるで異世界に迷い込んだような感覚に。
メンバーからは「これ、想像以上にすごい!」「研修でこんな体験できるなんて!」と興奮の声が上がり、自然とシャッター音が鳴り止まないひとときとなりました。非日常を共有することで、また一段とチームの距離が縮まったように感じられました。
メンバーの声|気づきと学びの共有
今回の「ヒラメキクエスト」では、チームごとに異なる戦略と動きが展開され、同じゲームでありながらそれぞれにドラマがありました。
中でも優勝チームは、スタート直後にリーダーが役割分担を行い、ルート設計担当・謎解き担当・時間管理担当などを明確に設定。全8問の謎を効率よく分担しながら解き、ボーナスミッションは歩きながら全員で協力して挑むなど、休憩なしで進みきるストイックさとスピード感が圧倒的でした。制限時間内に全問クリアし、見事トップスコアを記録しました。
一方で、ルート設計に苦戦したり、道に迷って遭遇した他チームにヒントをもらうチームもいたり、謎解きに詰まりながらも観光を楽しむことを優先するチームなどもあり、各チームの個性が光る展開となりました。
また、役割分担に関してもさまざまで、リーダーが率先してタスクを割り振るチームや、自然な話し合いの中でそれぞれが得意な役割を担ったチームもあれば、特に何も決めず行き当たりばったりで動くスタイルを選んだチームもありました。
「効率重視」「コミュニケーション重視」「楽しさ重視」といったそれぞれの価値観がにじみ出ており、ゲームを通してチームとは何かを考えるきっかけにもなりました。
惜しくも入賞できなかったチームからも、「ミスはあったが、一体感を感じられた」「途中で方向性が合わなかったが、自然とまとまっていく過程がよかった」といった前向きな声が多く上がりました。
ミッションの一つ「五重塔をバックに腕組みで撮影せよ!」「ジャンプ写真を撮影せよ!」に挑戦中の一枚。普段は物静かなメンバーも、この瞬間ばかりは笑顔になりました。
真剣に飛び方やタイミングを相談する姿からは、ゲームを楽しみつつ自然とコミュニケーションが生まれる様子がうかがえました。
振り返りと、日常業務への接続
研修終了後には各自が振り返りを行い、「今回の経験で得た気づき」や「今後どのように業務に活かしたいか」について言語化し、共有いただきました。形式張らないカジュアルな雰囲気の中で、本音ベースの対話が生まれ、参加者同士の理解がより深まりました。
「いかに計画を立てることが成果に直結するか」「得意・不得意を把握し、任せ合うことの大切さ」「普段話す機会がない人とも協働する面白さ」など、多様な学びが共有されました。
この企画の目的は、普段関わらないメンバー同士が、共通の目的に向かって協力するという非日常の体験を通して、日常業務にも通じる信頼関係と自律性を育むことでした。
結果的に、ゲームというフォーマットを通じて、SAFELYの組織にとって必要な「チームで成果を出す姿勢」を再認識する機会となったと感じています。
非日常だからこそ見える一面がある
今回の研修では、仲間の新しい強みやチームの可能性を再発見できました。笑い合いながら過ごした時間は、業務での信頼や協力に直結する学びに。
今後もSAFELYでは、「人と人とのつながり」や「自発的なチームづくり」を大切にしながら、より強い組織づくりを目指してまいります。
SAFELYを一緒に盛り上げてくれる仲間を募集中!
SAFELYでは、さまざまなポジションで一緒に働く仲間を募集しています。ご興味いただけましたら、ぜひこちらからご応募ください。