【代表インタビュー】人と情報を繋ぎ、新たな価値を創造する。SAFELYの挑戦と描く未来とは?
「人と情報を繋げ新たな価値観を提供する」をミッションに掲げている株式会社SAFELY。デジタルを活用し、安全で快適に暮らせる情報社会の実現を目指しています。本記事では、代表取締役の岡野に会社設立の経緯とSAFELYを支える二大事業、さらに今後の展望について話を聞きました。
代表取締役 岡野健二
ドメスティックアパレルブランドでのITインフラ開発マネージャーとして5年間従事。個人事務所を設立後、さまざまな企業のWeb制作・マーケティング・サイト運営に携わり、2019年4月に株式会社SAFELY(旧 株式会社ネットKEN)を設立。
※本記事の内容は2025年2月公開時点のものです。
より多くの中小企業をデジタルマーケティングで支援するために創業
──まずは、創業に至った経緯を教えてください。
弊社は株式会社ネットKENとして、2019年4月に設立創業しました。創業のきっかけは、私がフリーランスのマーケターとして活動する中で目の当たりにした「中小企業が抱える課題」です。その課題とは「素晴らしい製品・サービスを生み出せるにもかかわらず、その価値を伝える術を持っていない」というもの。多くの中小企業では、マーケティング知識や実行リソースの不足により、自社の製品・サービスの魅力を伝えきれていません。
仮にマーケティング業務を外部委託したとしても、そもそもマーケティングの知見がなければ成果物の品質判断が難しく、効果を実感し難いでしょう。驚くことに「なけなしの予算を投資したのに成果が出ず、事業成長が鈍化してしまっている」と頭を悩ませる経営者の方々は非常に多いのです。
日本企業全体の約9割が中小企業であると言われています。中小企業が抱える課題は、日本経済全体の課題であると捉え、デジタルマーケティング支援事業を組織化することで「より多くの中小企業を支援しよう」と起業を決意しました。
──2024年5月には、社名を「株式会社SAFELY」に変更しました。なぜ社名変更に至ったのでしょうか。
先述した通り、弊社はデジタルマーケティング支援事業で立ち上がった会社ですが、2020年には優良水道修理事業者とユーザーをマッチングするメディア『水道修理のセーフリー』をリリース。以降、デジタルマーケティングとWebメディア事業の二大事業で、顧客のビジネスをサポートしてきました。
今後の事業展開も見据え、より『水道修理のセーフリー』を運営している会社であるという認知を獲得し、ブランディングの強化を図るために、サービス名と社名を統一することにしたんです。
あらゆる企業のデジタルマーケティングをワンストップで支援
──デジタルマーケティング支援事業はSAFELYの屋台骨とも言える事業ですよね。あらためて、事業について教えてください。
企業が抱えるマーケティングの課題を洗い出し、戦略設計からWebサイトの企画設計、分析、改善、サービスグロースまでワンストップで支援する事業です。Webサイトを活用した集客やマーケティングリサーチ、戦略の策定、Webデザイン、サイト構築および運用、広告出稿、SEO、継続的な改善サイクルの実行など、支援内容は多岐にわたります。
工程ごとに分業化して別々の代理店に委託すると、各施策間の連携がうまく取れなかったり、運用段階での機動的な改善が困難になったりといった事象が起こりがちです。私たちはサービスの価値を効果的かつ継続的に顧客に届けるために、マーケティングにまつわる全工程に対応できる体制を整えています。
──ワンストップサービスであることがSAFELYのデジタルマーケティング支援の魅力ですね。他には、どのような特徴があるのでしょうか?
マーケティングにまつわる全工程を支援していますが、その中でもSEOに関して大きな強みを持っている点が特徴です。今日のデジタルマーケティングにおいて、SEOは欠かせない要素となっています。インターネット上で何か情報を探索するとき、多くの方が検索結果の上位に表示されたサイトにアクセスするでしょう。オーガニック検索の結果は、潤沢な資金が投資される広告と比較しても信頼性が高く、ユーザーのサイト流入が期待できます。
加えて、一度上位表示を獲得すれば、継続的なアクセスが見込めるため、長期目線で大きなコストカットとなり、持続可能なWebマーケティング戦略の基盤にもなるんです。このようにメリットの大きいSEOですが、中小企業においては適切な対策が取られていないことも珍しくありません。
そこで、私たちは自社メディアで培った効果的なSEOのナレッジを顧客に提供し、良質なサービスを提供している企業が検索エンジンで適切に評価されるような支援を行っています。そして、確実に成果を出せる自信があるからこそ実現できているのが「成果報酬型」の料金体系です。コストを最小限に抑えて事業展開でき、尚且つ成果も実感しやすい。中小企業のみなさまにも安心してご利用いただけるサービスだと自負しています。
──ご支援をする上で、確実に成果を出すことにこだわっているそうですね。
そうですね。弊社のデジタルマーケティング支援事業は多種多様な企業様をご支援していますが、大前提として「セーフリーが事業成長に繋がる価値を提供できるか」を重視しています。そのため、私たちが十分な価値が発揮できないと判断した場合はご依頼をお断りするケースもあるんです。最初の段階でしっかり課題をおうかがいし、価値提供できるかをしっかり見極める。その上で、企業様と強いパートナーシップを結び「確実に事業成長に繋がる」ご支援をしたいと考えています。
お客様と優良事業者を繋ぎ「価値ある情報」を提供する
──次に、Webメディア事業について教えてください。
Webメディア事業では、必要な人に必要な情報を届ける「お客様と優良事業者が繋がれるプラットフォーム」を提供しています。2020年にリリースした水道修理のセーフリーの他、2024年にはハウスクリーニングや不用品買取、害虫・害獣駆除など、新たに6つのカテゴリを展開。事業者と消費者双方の課題解決を推進すべく、暮らしのお困りごとを解決するプラットフォームとして、サービスを拡大しています。
──水道修理のセーフリーは、SAFELYを代表するサービスですよね。なぜ水道修理業界に注目したのでしょうか?
まずは、マーケットとして優れていたからですね。水回りの緊急トラブル・修理の市場規模は約800億と言われています。事業ポテンシャルの高い成長市場である点に注目しました。
そして、何より深刻に感じていたのが「水道修理事業者が抱える課題」です。優良な事業者が広告予算の不足や集客の困難さによって市場からの撤退を余儀なくされる一方で、いわゆる「ぼったくり業者」が利益を上げ続けています。水道修理事業者向けにSEOや広告運用といった支援を行うなかで、競合他社との競争を意識しつつ運用を進めていると「今、業界内で戦っているのはぼったくり業者だな」と感じることがよくありました。
本来業界に残るべきだった優良事業者が廃業し、数万円の工事に100万円以上を請求するような悪徳業者が生き残る。これには検索エンジンの広告枠の表示順が「オークション方式」で決まるという仕組みにも一因があります。もちろん誠実に広告運用している企業様もいらっしゃることは大前提ですが、この仕組みを悪用する業者もいるのも事実です。こういった状況下においては、ユーザーが価値のある情報に辿り着くのは困難になっていると言わざるを得ません。ぼったくり業者撲滅による「業界全体の健全化」と「ユーザーの保護」は急務だと感じました。
──水道修理業界全体に深刻な課題があったんですね。サービスの特徴についても教えてください。
水道修理のセーフリーには、大きく3つの特徴があります。一つめは、UIUXを考慮した使いやすい導線設計です。見た目の美しさも大切ですが、私たちは「必要な情報に迷わず辿りつけるデザイン」を重要視しています。デザインの観点でも「ユーザーが再検索する必要のないコンテンツづくり」を目指しています。
二つめは、公平性のあるリアルな口コミ評価です。水道修理のセーフリーは、口コミ・評判を中心に掲載順位を決定するという運営方針を定めています。情報の鮮度を重視しており、最近口コミが投稿されている業者は上位表示されやすい仕組みです。また、悪い口コミを投稿された業者から「口コミを消してください」と要望が上がっても、公平性を担保する観点から、事実無根である場合を除いて口コミの操作はしません。
三つめは、厳格な与信チェックです。事業証明書やインターネットを活用した第三者評価により、信用のある企業にのみサービスを提供しています。こうして細部までこだわり抜くことで、水道修理業界の品質と顧客体験の向上を実現しているんです。
さらなる成長フェーズへ。「暮らしのDXカンパニー」として大きく飛躍する
──SAFELYが目指す未来についてお聞かせください。
弊社は「暮らしのDXカンパニー」をビジョンに掲げ、デジタルを活用し、安全で快適に暮らせる情報社会の実現を目指しています。
振り返ると、私がはじめてインターネットに触れたのは中学生の頃。「こんなに便利なものがあるのか」と夢中になったものです。数年のうちにインターネットは急速に普及し、現代社会において欠かせない存在になりました。一方で、信頼性が低くユーザーが騙されるリスクのある情報も混在し、ある種「怖いもの」になりつつあります。
これまで事業を通じて培ってきた知見を活かして「信頼性が高く、価値のある情報」を人々に繋げていく。変わりゆく常識にアンテナを張り、新たな価値観を提供し続けていくことが弊社の使命だと考えています。
また、一企業としては「社員が周りに自慢できる会社」になることが目標です。いまだ発展途上で、組織として至らない点も多々ありますが、得られた成果はきちんと社員に還元していきたいと考えています。社員が友人や家族との会話の中で、自然と会社のことを話題に出してくれて「そんなことまでしてくれる会社なんだ」と思ってもらえるような環境をみんなでつくっていきたいですね。
──最後に、採用メッセージをお願いします!
弊社は大きな成長フェーズを迎えています。とくにWebメディア事業では、水道修理の領域で培ったノウハウを活かし、20以上の生活関連カテゴリへのメディア展開を進めている真っ只中です。この大きな転換期の中で、共に挑戦してくれる新たな仲間の存在を求めています。
成長過程の企業で得られる体験は、みなさまのキャリアにとって貴重なものとなるはずです。加えて、弊社には「なぜそう考えるのか」「どのような影響があるのか」と深く考察する文化があり、ユーザーファーストの考え方を重視しています。実践を通じて、これらの考え方を身につけることができれば、きっとWeb業界の中で貴重な存在になれるでしょう。私たちと共に大きな飛躍をしたいという方のご応募をお待ちしています。
SAFELYではさまざまなポジションで仲間を募集しています!
私たちはさらなる事業成長を見据え、新しい仲間を求めています。弊社はベンチャーならではの風通しの良さと一体感を大切にしており、意見交換が活発に行われる環境です。これからもメンバーが働きやすく、成長できる文化を維持していきます。
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