【代表×HR対談】SAFELYの未来を支える「ミスマッチのない」採用活動とは?
順調に事業拡大していく中で、組織を支える屋台骨になるのが「採用」です。今まさに成長期を迎えているSAFELYでは、どのような採用を目指しているのでしょうか?
今回は採用活動をリードする代表取締役の岡野と人事チームの近野に、企業文化の土台となる採用に関する考え方やSAFELYに参画する魅力について話を聞きました。
代表取締役 岡野健二
ドメスティックアパレルブランドでのITインフラ開発マネージャーとして5年間従事。個人事務所を設立後、さまざまな企業のWeb制作・マーケティング・サイト運営に携わり、2019年4月に株式会社SAFELY(旧 株式会社ネットKEN)を設立。
人事チーム セクションチーフ 近野裕太
約13年の旅行会社勤務を経て、2020年にアウトドアベンチャーに転職。埼玉県飯能市のグランピング兼アウトドア複合施設の責任者を務める。2024年4月に株式会社SAFELY(旧 株式会社ネットKEN)の人事担当として入社。採用業務を中心に社員のケアなどに従事している。
※本記事の内容は2025年4月公開時点のものです。
事業成長によって採用ニーズも拡大。全社で挑む採用プロジェクト
──現在、SAFELYでは全社的に採用を強化していますよね。まずは、その背景を教えてください。
岡野 :やはり採用強化の背景には、順調な事業成長があります。直近では、サービス開始から3年をかけて獲得してきたアクセスユーザー数をたった1年で上回るようになり、売り上げも含め成長の傾斜が上がっていることは間違いありません。この成長を止めることなく「セーフリー」のカテゴリを現在の8から20に増やすなど、さらなる飛躍を目指すためには人材の補強は不可欠です。そこで、まずは2028年までに50名規模の組織を目標にしています。
──そうなると、30名程度の採用を行うことになりますね。高い目標を達成する上で、今対応すべき採用課題をどのようにとらえていますか?
近野:まずは、市場におけるSAFELYの認知度不足が課題として大きいですね。そしてそれが原因となって、採用候補者との接点づくりが限定的になってしまっている現状があります。
岡野 :単純に発信力が足りないという課題はありますよね。人事領域で活躍される方に話を聞いてみると、他社は採用向けイベントの企画やウェビナー開催、SNS活用などを計画的に行っています。私たちも社員の人柄や業務内容、事業価値といった情報をもっと発信していかないと、採用市場で戦っていけないのは明らかです。今後、インターンや新卒採用も検討する中で「SAFELYと相性の良い人」と出会える接点づくりは急務だと思っています。
──たしかに「知ってもらう」ことは採用において重要ですよね。課題に対して現在取り組んでいることを教えてください。
近野:まずは認知度向上に対する取り組みとして、今年の1月から本格的にコーポレートブログの発信を始めました。働き方やカルチャーを知っていただき、SAFELYのブランド力を上げていく。そのための施策として注力している活動の一つです。
岡野:SAFELYを知ってもらうために、採用広報活動と合わせて、事業広報やブランディングについても検討を始めています。たとえば、弊社独自のマーケティング手法やテクニックを紹介する動画を制作したり、新卒中途問わず採用候補者がインプットしたい情報を提供するセミナーを企画したり。具体的なアウトプットはまだ先になりそうですが、人事だけに頼るのではなく全社で力を合わせて接点を生み出すことが重要だと考えています。
また、私個人としては今まで積極的に顔を出していなかったマーケティング界隈の集まりに参加し、時にはSAFELYの紹介をするようになりました。今取っている行動がどんな成果を出すのかはまだ検証中の段階ですが、とにかくやれることは一通り挑戦してみようかなと思いますね。
近野:岡野さんの活動によってSAFELYを知る人が増えたり、縁が生まれたりすると採用としてもすごくありがたいです。接点づくりという観点での人事の取り組みだと、リファラル採用制度の運用でしょうか。今年の1月末から走り始めて、2月末には全社展開しました。まだ紹介実績こそありませんが、これから社員を通じた新たな出会いが増えることを期待しています。
岡野:大切な知人や友人をご紹介いただくわけですから、当然私たちもしっかりフォローしますし、まずは難しく考えずに相談してほしいですね。紹介者が不安になることがないように、どういう対応をしてほしいのかは先にヒアリングしたいと思っています。場合によってはオフィスの会議室ではなく、カフェでカジュアルにお茶をしましょうというスタートのほうが適切な場合もありますし、そこは柔軟に対応していくつもりです。
──社員全員で採用目標を達成していこうという姿勢を感じますね。
近野:おっしゃる通り、弊社では人事や経営陣だけでなく会社全体で採用に取り組んでいます。いわゆるスクラム採用ですね。職種ごとに代表はもちろん現場のGMが書類選考から最終選考まで責任を持って対応し、採用候補者に経営視点でのビジョンや方向性を直接伝えています。
選考内容や評価などの個人情報を除いて採用情報もオープンに共有しており、メンバー一人ひとりが採用に関わりやすい環境を整備しているのも特徴です。そうすることで、各チームが採用を自分ごととしてとらえ、活発な議論のもとで採用を進めることができています。
岡野:ミスマッチのない採用において、現場の社員目線は欠かせません。誰よりもSAFELYのリアルな働き方や文化を知っている彼らから伝えられることは多いと思っています。
候補者の良さを最大限に引き出し「本質」に迫ることが大切
──入社後のミスマッチをなくすために、SAFELYの採用で大切にしていることを教えてください。
近野:弊社では面談・面接を一方的に質問する場ではなく、候補者の良さを最大限に引き出す場としています。相手の価値観や方向性について理解を深めるための対話を大事にするスタイルですよね。
岡野:そうですね。もちろんスキルセットや経験の話も重要なトピックではあるんですけど、何より面接って緊張すると思うんですよ。まずは、その場の雰囲気を柔らかくするために、仕事以外だと何に興味を持っているのかといった話しやすいエピソードから聞くようにしています。
一見すると、募集ポジションと関係なさそうな話題でも深掘りしてみると、その人の強みや魅力が見えてくるんですよね。ふとしたときに、思考性ややり抜く力みたいなものが見えてきたりして……。実際、人事未経験の近野さんに弊社の人事を任せようと思ったのも、過去の経験から人をフォローする能力の高さを感じとったからです。
近野:いろいろな角度から話を聞いてくれましたよね。私自身は人事としてのエピソードがなくて「大丈夫なのかな」と思ってはいたんですけど……(笑)。
岡野:近野さんにお声がけしたのは、組織の拡大に伴って今までになかった組織課題が表面化しつつある中で、上司には相談しにくいことを相談できる誰かの必要性を感じたからです。近野さんは人事経験こそないですが、現場責任者として50名前後のアルバイトメンバーをまとめ上げる経験をされていました。そのエピソードから社員のフォローをしてほしいという期待に応えてくれる確信が生まれたんです。
近野:課題感や将来の展望を包み隠さずに話してくれたのが印象的でした。岡野さんの熱量に触れることもできて、自分なりに挑戦してみようと思えたんですよね。
岡野:入社してから大変な思いをたくさんしていると思いますけどね(笑)。でもやはり覚悟を持ってやってくれているなと思います。弊社はベンチャー企業なので、大手企業と比べるとまだまだ整っていないことも多いです。むしろ足りないことだらけですけど、それを一緒につくろうとしてくれているのは、とてもありがたいと思っています。
──真剣に候補者一人ひとりと向き合って、事前に覚悟すべきことも共有することで、ミスマッチのない採用を目指しているんですね。お二人はどんな人がSAFELYと相性が良いと感じますか?
近野:求める人物像としても掲げているのですが、とくに「役割を限定せずに、新しいことに挑戦できる」「当事者意識を持って主体的に仕事に取り組める」といった特徴を持つ方は、ご活躍いただけると思います。弊社のバリューに「失敗を怖がらず、挑戦しよう」というものがありますが、会社や自身の成長のために失敗もポジティブに受け止めていける方は間違いなくフィットするのではないでしょうか。
岡野:最近では生成AIなどの新技術も出てきて、私たちも既存の業務を進化させ続けなければいけません。覚えるべきこともやるべきこともたくさんある中で、それを苦にせずに自己成長に時間をかけられる方は大歓迎です。業務効率も大切なんですけど、自分の成長のため、ユーザー体験の向上のため、時には効率を度外視してやり抜いていただけると嬉しいですね。
人事として「今」しかできない経験を得られる
──採用強化をする中で、募集しているポジションの一つが採用人事です。今SAFELYの採用人事として働く魅力を教えてください。
近野:やはり採用における裁量を大きく持ちながら、責任感を持って戦略から実行まで移せるやりがいは大きいと思います。また、代表の岡野さんが直属の上長なので学べることも非常に多いです。私自身は至らない点が多く、時には「みなさんの足を引っ張っていないだろうか」と思うこともありますが、少なくとも「誰かのために真剣にやろう」という考えを持てるようになりました。刺激的な環境下で市場動向などビジネス観点はもちろん、根本的な思想の部分がブラッシュアップされていくのを感じています。
何より事業拡大フェーズの今、目まぐるしい変化を感じながら業務に取り組める環境は貴重です。人事として「今しかできない経験」に溢れていると思います。
──これから採用人事ポジションとして入社する方には、どのような役割を期待しますか?
岡野:まずは、人や仕事の魅力を伝えることが好きな方だとありがたいです。採用イベントの企画運営や動画コンテンツの制作など、さまざまなかたちで「SAFELYの魅力」を発信していただきたいと思っています。日々の採用活動では近野さんと協力しながら、しっかり候補者対応や求人媒体の運用をしていただいて、人事チームのケイパビリティを高めていただくことを期待しています。ゆくゆくは私や現場の責任者から「どんどん採用を巻き取るぞ」くらいの気持ちを持ってもらえると頼もしい限りです。
──最後に、岡野さんから採用メッセージをお願いします!
岡野:近野さんも触れてくれましたが、まずは事業拡大フェーズの“今”を楽しんでほしいですね。弊社は人事制度や評価システム、チーム体制の整備など、さまざまな仕組みを1から作り上げている最中です。人事として会社の基盤づくりに携わりながら、成長への道筋を共に歩んでいただけたら嬉しいなと思っております。
SAFELYを一緒に盛り上げてくれる仲間を募集中!
SAFELYでは、さまざまなポジションで一緒に働く仲間を募集しています。ご興味いただけましたら、ぜひこちらからご応募ください。